結城紬の概要と見分けや高価買取ポイント
BRANDPRICE(ブランドプライス)では、結城紬含む着物の査定買取にも力を入れています。
結城紬(ゆうきつむぎ)は重要無形文化財にも指定され伝統ある高級織物です。この記事では『結城紬』の概要と高価取のポイントについてご紹介します。
https://story.nakagawa-masashichi.jp/craft_post/119997
結城紬の概要について
白無垢や紬など織物に興味がある方なら、一度は結城紬という名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。また既にご存知の方は、せっかく織物なら伝統があり品質の高い結城紬を身に付けたいのではないでしょうか。
結城紬(ゆうきつむぎ)は、奈良時代から茨城県と栃木県にまたがる鬼怒川流域にて作られてきた絹織物です。
鎌倉時代には領主であった結城氏の名から結城紬と呼ばれるようになりました。現在では、高級織物として有名な結城紬ですが、元来養蚕業が盛んな地域での副業として生産されてきました。
真綿から一本一本、手で紡ぎだすことで作られる上質な糸から出来上がった結城紬の着物は、軽くて柔らかく、保温性に優れていることが特徴です。真綿とは、蚕の繭を煮て柔らかく広げたもので、空気をたくさん含むため心地よく優しい素材です。この素材の良さを損なわない上質の糸を用いているので、経年変化による風合いが魅力となり、代々受け継がれていく最高峰の絹織物となります。
https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/yukitsumugi/
また民族衣裳文化普及協会によると、紬着尺地の最高峰で、国の重要無形文化財の指定をうけている。「結城紬は寝間着で着てから外出するとよい」といわれるほどの紬の一級品。一反織るのに、無地物でも十日から十五日、こまかい絣柄だと一か月から一か月半かかるといわれている。
http://www.kimono.or.jp/dictionary/syllabary/yuukitsumugi.html
要約しますと、結城紬は真綿から手で糸を紡ぐことにより軽くて柔らかく、保湿性に優れています。また経年劣化により本革のように風合いがより魅力的になることや伝統的で研ぎ澄まされた技術から重要無形文化財に選ばれました。
本場結城紬と結城紬の違い
結城紬といっても物によって価格に上下があり、本場結城紬と通常の結城紬ではかなりの差になります。
具体的な違いとしては、登録商標をしている『結マークの証紙』があるどうかで決まります。結マークの証紙がある結城紬を本場結城紬といいます。
http://www.honba-yukitumugi.or.jp/shohyo.htm
本場結城紬は通常の結城紬と違い、製造過程の大半を手作業により行うため通常の結城紬のように大量生産ができません。そのため希少価値が高く、買取金額が買取金額が高額になります。また、生地の厚みもあり丈夫な風合いになっています。
細かい内容になりますが、本場結城紬は本場結城紬卸商協同組合が認めたもので必ず『結マークの証紙』が貼られています。そのため、将来的に売却を検討されている方は剥がさずに保管しましょう。これが経年劣化や何かしらの理由で剥がれてしまえば、その時点で本場結城紬を名乗ることはできなくなってしまいます。このことは買取においても大きく影響してくることになります。プロの鑑定士が見れば品物自体が本場結城紬であることは分かりますが、公に照明ができないため通常の結城紬として扱われてしまいます。商品の取り扱いについて十分にご注意ください。
結城紬の高価買取ポイントについて
①お手元にある着物の保存状態を確認しましょう
ブランド品やその他の品物でもいえますが、着物は特に保存状態が良いほど買取金額が上がります。
着物を手に取り、シミやほつれ、シワやヤケなどがあるかどうか確認しましょう。すぐに確認できるような汚れががある場合には、
査定前にクリーニングに出すだけでも買取金額をあげることができます。ご自身でお手入れができる場合は大丈夫ですが、そうでない場合はクリーニングに出して今の保存状態から悪化させないように十分注意してください。
②着物は場面によって使い分けされますので、生地やサイズも重要です。
着物の生地には天然素材では主に綿、麻、毛、絹が使われています。他方で化学繊維では再生繊維や合成繊維などがあります。フォーマルな場面では、木綿、麻、ウールが使えません。お手元にある着物の素材や用途を把握した上で査定に出すとご自身が想定している金額で買い取ってもらえます。もちろん、ご自身で判断がつかない場合はプロの鑑定士が丁寧に説明しますのでご安心くださいませ。
③着物の購入時に『証紙』がついていた場合は必ず取っておきましょう。
『証紙』とは、『着物の価値と品質を証明するものです』。上記で記載した通り、結城紬では『結マークの証紙』がありこれが本場結城紬であることの証明になります。経年劣化など何かしらの理由で剥がれてしまった場合は、大量生産される通常の結城紬として査定されるため買取金額が大きく下がってしまいます。
④ブランド物の着物や有名な生産者なども買取金額に大きく影響します。
例えば、人間国宝に認定された『小宮康孝』の染色技術でできた江戸小紋などは最高級品として高値で取引されます。他にも有名な生産者がおりますので、お手元にある着物を今一度確認ください。もちろん、ご自身で判断がつかない場合はプロの鑑定士が丁寧に説明しますのでご安心くださいませ。
着物を査定買取する前に
BRANDPRICE(ブランドプライス)では着物買取を強化中です。着物の高価買取のポイントや結城紬の概要などをご紹介しましたが、その他にも着物の情報を発信しておりますので是非ご確認ください。またBRANDPRICEの買取金額の高さには自信がありますので、着物購入店の下取り価格とも比較してみてください!お客様の納得のいく金額で買い取らせていただきます。
また西宮や神戸はもちろんのこと、大阪や東京などにお住いの方にもご利用いただけます。BRANDPRICEでは店頭買取だけでなく、オンライン買取や宅配買取・出張買取もご用意させて頂いておりますので、お気軽にお問い合わせください。